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2018年12月25日 (火)

流星号3の分散を測定

さて、流星号2(南カメラ、CMOS IMX225)の特性の取得が進んでいますので

同様な方法で流星号3(南低空カメラ、CCD ICX672)も測定しました。

まず、Vフィルターを付けて大凡の帯域を探ります。

201812251

フィルターの有無でシリウスを撮影しました。下のグラフはV bandフィルターのレスポンスカーブです。

IMX225とはかなり違いました。こちらは個人的にはよく見かけるCCDの帯域ですが、

ピークが緑になっていて、そのあたりがコダックなどと大きく違います。

※IMX225はIRカットが無いと可視光と大きく違ってしまいますが、ICX672は素の状態でも眼視と割と似ています。

シリウスをたくさん測定しましたので各特性を測定しました。

まず、グレーチングの傾きですが、これはX軸上で端から端まで1.5度のCW回転でした。

これは回転よりも、グレーチングがレンズ・イメージャーと平行だった事も示していて

固定に接着剤を使ったので改修が出来ないので、結果的にとっても良かったです。

次はシリウスのスペクトル画像から飽和していない30枚をコンポジットしてA型星の連続スペクトルを取得しました。

201812252

この様にS/Nの良い画像になりました。飽和もしていません。

ここまででたくさんの流星スペクトルが取得出来ています。また、シリウスの観測から輝線波長も推定出来るようになっていますので Mg,Na,O が写っている流星スペクトルを使ってX軸を変数とした分散を二次関数で求めました。

201812253

この様になりました。これで未知の輝線の波長推定も容易になります。

これが出来たのでシリウスの連続スペクトルに水素バルマーを重ねたくなりました、、

201812254

重ねました。

ソニーのイメジャーはこういうレスポンスが多いように思えます。内部に赤外カットが入っているのかも知れません。

この先は(インチキですが)これを使ってFlux補正が出来るようにシリウスのスペクトルライブラリからコンティニウムなスペクトル線を作って、これと割り算してInst.補正用のカーブを作っておきます。可なり危険なのはわかりますが。

流星の場合、あとから出現位置と時刻が分かるのでInst.補正用のカーブをその都度は作るなんてとても出来ないです。

今は、シリウスが画面のY軸の真ん中辺を、端から端まで日周運動で写るので、これを使う手があります。そうすれば、もうちょっとまともになります。。この季節だけですがやりましょうか?(って言うほど簡単ではないです。ここがアマチュアなのでしょうね。卒論研究だったやりますよね)

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