今年の重大ニュース
はやぶさの帰還、あかつきの失敗
ってのもありますが、ここは個人的な物だけにして。
でも、先に個人的でない物を3件ほど書きますと、
Mhhさんの自動サーベイデータが公開されました
http://binary.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/mhh-84e6-1.html
これは凄い!
私も、なんて思いましたが、今のEOS Kissによる撮影の実力では怪しいデータしか得られないのでやめます。Kisさんも準備中との事で楽しみです。
フェーベを使った一網打尽の解析
http://binary.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-9174.html
これはケプラーの物ですが、ASASのデータを使っても行われました。
自分もやってみたいとは思うものの、思うだけでやって無いです。
Observation Band DescriptionsでDSLR用の光度体系が出来ました。
今までは全部「C」にしてましたが違和感があって議論されました。
すっきりと綺麗に整理されて、今年は本当の意味でデジカメ測光元年と言えると思っています。
ここから個人的な物ですが、デジカメ測光に関連して、
まず、
簡易ポータブル赤道儀がモータードライブ化しました。
http://binary.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-edb0-5.html
更に、
オリンパスのレンズがEOS Kissに付けられるようになった。
http://binary.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-5810.html
重ねて、
デジカメ用フラットフィールドのために積分球ができました。
http://binary.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-234c.html
この三拍子がそろって、6~7等の変光星が観測出来るようになりました。
ところが
EOS Kissのインターバル撮影装置を作って一晩じゅう広角で「夜空の連続撮影」をするようになりました。
http://binary.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/canon-eos-kis-6.html
これによる成果も大きいのですが、望遠での観測や空き地での観測がなくなってしまいました。
そこで、年末になって2台目のEOS Kissを買いました。
http://binary.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/eos-kiss-digita.html
広角レンズが無いので当面は望遠レンズによる観測に使います。
急に話は変わって、今年もPCがよく故障しました。
電源単体での故障は電解コンデンサの全トッカエで直ったりしましたが、
PC本体の故障もありました。
分光観測に使っていたCHANDRA IIは完全にお釈迦で捨てました。
20cmの測光用Laptop PCは起動しなくなりました。
これは電源系統のようなので、いつか分解修理にチャレンジします。
外付けDVD-R/Wドライブが壊れて、今、急にDVDを焼いて下さい.って言われたら困る。
停止させたPCはDimension4700Cとロッカーに入っているファイルサーバーの2台です。
今までFMV-CR65RWをメインで使ってましたが、Intel Desktop Board D945Gntマザーボードを貰ったのを切っ掛けにIntelのボードをメインにしてCR65RWをファイルサーバー兼予備機にしました。
IntelはDimension4700Cから部品を抜き取って作成したのでこのようになりました。Dimension4700Cは壊れた状態でもらいました。EtherのICを取り除いたら動作したのですが煩くて、結局、部品抜取に使ってしまった。短命でした。
PC以外にETX-80ATも動かなくなってしまいましたが、これは修理出来ました。
http://binary.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/etx-80at-39b9.html
でも、ETX-80ATはまったく活用されませんでした。
何やってんだか。
他に、遊んでいたスーパーポラリスに予備機のSS2000PCを付けました。赤緯軸マウントが古いタイプだったのでSS2000PCが付けられなかったのですがアタッチメントを自作して装着可能にしました。
http://binary.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-4f0a-2.html
でも、バランスウエイトが無くて依然として休止中です。
夜のベランダは20cm・10cm・EOS Kissが2台の状態です。ここに新たにスーパーポラリスを置いて別な10cm鏡筒で食の観測を。って思ったりもしていますが
場所が無いか.
昨年は路銀不足で不参加だった連星研究会に今年は参加出来ました。ちょっと「測光連星」の元気が無かったのは反省です。
他、6月は京都で変光星観測者会議がありました。
http://binary.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/2010-7e36-3.html
11月が仙台で連星系・変光星・低温度星研究会でした。
これとは別に大学天文部との「変光星勉強会」を2回も開催出来ました。
まず、7/11は明大生田で行いました。ここでは岩本氏も駆けつけてくれました。12/23は工学院大新宿校舎で帝京大・工学院・東海OBを対象に行いました。Kisさんにはお世話になりました。
これに先立って2/6に工学院大学八王子校舎で学生さんとRZ Casのデジカメ観測を行いました。その成果があって彼らだけでRZ CasやAlgolをデジカメ測光するようになりました。
http://binary.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-f977-1.html
一方、平塚市博物館天体観察会の変光星分科会は参加者いなくて解散してしまいました。
http://binary.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-05cb-1.html
ですが、この変光星分科会と変光星勉強会で説明用のDVDが必要になって作りました。
これが何かと役に立ちそうです。今度、名刺代わりに持って歩こうか。
あとは、観測成果ですが、FK EriやLO Hyaの極小が観測出来た事があげられます。他にも自分的に謎だった連星の光度曲線が作れたりプチですが成果がありました。
今年の初めから中ごろにかけて「DVDによる高分散分光器の作成」を計画しました。
http://binary.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/dvd-7e40-4.html
一部だけですが作業にも入っています(現在は完全に中断していますが)。
自作しようと思ったのは、今、持っている分光器の自動ガイドにチャレンジしてましたが色々と難しくてあきらめてしまったのでした。
ところが、そのまま押入行きになって「DVD分光器」という流れになりましたが、自動ガイドを模索する中で広視野鏡が出来たので11月になって分光観測を再開したら非常にスムーズに出来るようになってました。
このまま明るい分光連星の観測を続けたいです。と言うように気持ちが変わっています。
最後は、3月に禁煙した事でしょうか。現在も続いています。不景気で小遣いが減ったので禁煙しました。不景気も悪くない(これは嘘です)
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コメント
サーベイデータは変光星以外のASAS互換のIDでも検索できるようにしました。
Object nameのところに055422-0104.6のように入れればデータが出ます。
投稿: Mhh | 2010年12月30日 (木) 03時28分
ほんとうだ!できました!
GCVS名とASASの変光星の2つで検索出来るんですね。
素晴らしい。
GCVS名の無いASASの変光星も検索してみよう。
NSVも検索してみよう。
投稿: Nga | 2010年12月30日 (木) 06時54分
NSVはもともとGCVSと一緒にDBに入れていたので、今までも検索できたはずです。あと、ASAS互換IDでGCVS, NSVとの同定も表示されるようにしておきました。ASASの変光星カタログもそのうち入れたいですね。
投稿: Mhh | 2010年12月30日 (木) 15時23分