2019年11月の変光星観測月報
先月は 12夜 / 39星 / 4808測光 でした。
極小観測は 53個 でした。
機器は
15L(F3) ST-402(KAF-402ME) B/V/Ic
15L(F4) ATIK-490EX(SONY ICX814) B/V/Ic
CANON EOS Kiss Digital N, f=35mm
CANON EOS Kiss X4, f=50mm
CANON PowwerShot S120, f=8mm
です。
15L(F3)+ST-402 と 15L(F4)+AITK-490EX の機器トラブルが延々と続いていましたが
やっと解決しましたので
自動測光観測が軌道に乗って
測光数や極小観測数が延びました!
2019連星系・変光星研究会に行ってきて、色々と刺激をもらいましたので
15L(F4)+AITK-490EX を、当初の計画通り、自動分光測光にして
たくさんの EA, EW のスペクトルを取得しようと思います。
オートガイドが出来ていませんので、こちらが新たな課題です。
γPerの食が先月末にありました。
丁度、平塚市博物館で宿泊合宿があり、屋上でペルセウス座の撮影が出来ました。
その後はお天気が急変し天候回復までに食が終わってしまいました。
実は食中に近所の駐車場で撮影しましたが、高圧電線が写っていた影響か
Vがやけに暗くて報告はしませんでした。BとRはそれっぽいのでこれだけは報告しても良かったかも知れません。
博物館ではRZ Casも観測しました。
今回の観測では「電力は持って行く」がチャレンジの内容でしたが
中国製のUSBモバイルバッテリーが十分に充電されておらず追尾が出来なくなってしまい
固定撮影と言う大変な観測になりました。
観測よりも、測定が大変でした。
測定と言えば、15cm 2台の自動測光が稼働して測光が追い付かない問題がありました。
UGEMに期待したのですが結果が妙で
その可否判定にも時間が掛かってしまいました。
15cmニュートンは2台とも、ピンボケで撮影していて、それが良くなかったみたいです。
測光用はピントを合わせてそれなりっぽい値になりましたが、
UGEMが求めたフォーカス長が実際と著しく違っていて
ここも解決しないと、本当に目的星を測っているのか?疑問が残ります。
(今の設定は 121.48mm、本当は 450mm位)
15cmニュートンは2台とも連続測光が目的ですが
GOTOで導入したのち、撮影画像で導入補正をしていますが
補正時に雲などあって位置検出が失敗した場合は、そのまま連続撮影が始まってしまいます。
途中で晴れれば導入補正が出来ますので、30分毎に再導入補正しています。
その結果、30分毎に望遠鏡の向きが変わってしまい
AIP4WINで自動測定が出来ず、手作業で測定しています。ここにもたくさん時間が掛かっています。
今年の1月は DLSR + UGEM でたくさんの良好な観測が出来ました。
来年もやりたいので、1月だけ、もう一台ベランダに置こうと考え中です。
しかし、3台も常設すると生活に影響が出そうで
夜だけ設置して極軸のズレは自動導入補正で補おうと思っています。測定はUGEMです。
と言う事で変光星観測面でも課題は
1.15cm自動分光測光望遠鏡のオートガイド化
2.15cm自動測光望遠鏡のUGEM測定精査(残るは焦点距離)
3.8cmの小型望遠鏡を夜だけ設置出来るか?
です。
そういえば、先月末に辞表を出しました。1月末で退職です。
来年は時間が取れます!\(^o^)/
流星の方ですが、2台でTV観測をしていますが
2台ともイメジャーを交換して
以降は流星検出数が激減してしまいました。
そこで、WATEC 902HU を買いました。
間違えてZOOMレンズを買ったのが不安ですが
これを大島上空100kmに向けて、分光観測をしようかと思います。
いま、1/3インチ+8mmで大島上空に向けている「流星号2(南カメラ)」はf=2.8mmにして
広角でTV観測しようと思います。軌道解析の精度よりも数を狙おうと思っています。
今年夏に作った流星電波の方は休止中です。こちらはとーぶんの間、ほったらかしになります。
流星の方は、夏前に、せっかく、スペクトル解析の手法が定まったけど解析が出来ていません。
今年1月までさかのぼって解析しようと画像を抽出中です。
これも来年になれば時間が取れますので、春位から解析をしようと思います。
流星観測の課題は
1.WATEC 902HUを立ち上げる(分光)
2.流星号2で広角の観測をする
3.分光解析
4.電波。。
です。